特別なトマト「塩熟トマト」

あかく色づいたその果実は、まさに完熟の証。
その芳醇な味わいの秘密は特別な栽培法にあります。与える水には塩分を加えることで苗木にストレスを与え、糖度8〜12（通常のトマトは4〜5）という、果物に匹敵する甘さのトマトが育ちます。
これは、私たちげんきファームが、長い間の試行錯誤の末にたどり着いた栽培法です。

苗を植えてから収穫までの期間は、通常のトマトの2〜4倍。「塩熟トマト」は昼夜の温度差が大きくなる晩秋から初春の期間、徹底管理されたガラス温室の中で、ゆっくりと育っていきます。
丁寧に摘まれたトマトはひとつひとつ光学センサーにかけられ糖度や酸度をチェック、またひとの目で完熟の程度や大きさ、傷や痛みなどを確認され、ようやく出荷されるのです。

濃縮した味わいと、カリッとした皮の歯ごたえ

塩熟トマトには、トマト本来の旨みがとことん濃縮されています。その証のひとつとして挙げられるのが、しっかりとした「皮」の存在。口に入れると聞こえるシャキシャキとした歯ごたえには、塩熟トマトが持つ、「甘み」「酸味」「旨味」がたっぷりと詰まっています。

また、フルーツに近い芳醇な香りがするのも、塩熟トマトの特徴です。
注目していただきたいのは、へたの反対側に見える「スターマーク」です。
放射線状に見えるそのラインの数が多く、はっきりとしているものほど味が良いとされています。